文化や環境の違い

海外で気を付けること

念願の海外留学。
しかし実際暮らしてみると予想以上に思い通りに行かないことがありました。

食事についてですが、
海外のスーパーは大きくて取扱している商品も遙かに日本のレベルじゃないけれど、
日本食の材料が非常に限られていて和食を作るのに苦労した記憶も。
留学中に海外の学生と寮で同室になると、
互いの国の料理を作り合ったりすることもあります。

電子レンジで作れる簡単なレシピや
手間の掛からない料理をいくつかマスターしていった方がいいと思います。

楽だからと既製品の冷凍食品ばかり買うと不健康まっしぐらになるので要注意です。

海外での貴重品の扱いは本当に気をつけなければなりません。
日本のように財布を落として戻ってくることはありませんし、

パスポートは紛失したら転売されると思ってください。
特にパスポートの再発行には手間も時間も掛かります。

寮の部屋でも実家にいる気分で放置したりしてはいけません。
つねに盗難のリスクを考えて行動して下さい。

寮に入るとお酒を飲む機会がぐんと増えます。

何かに理由をつけてパーティーが始まるので雰囲気に飲まれてしまうと、
とんでもない量のお酒を飲まされてしまうこともしょっちゅう。

お酒に弱いフリや酔っぱらったフリも、
海外生活をサバイバルするのには必要なスキルと言えると思います。

留学も努力が必要

授業に関しては、課題の量がとんでもなく出ます。
分厚いテキストを一冊読んで次回までに自分の意見を述べなさい、
というスタイルが多いので友達と協力して輪読するなどの工夫が必要とされます。

芸術系の専攻でも作品提出は必須。
どんどん自分の考えを主張していかないと、
何も分かっていない生徒だと思われてしまい成績表がとんでもない結果になります。
積極的に参加していきましょう。

留学から戻ってきて苦労することの代表格は就職活動です。
今の世の中では決して留学は珍しいことではない上に、
「人と違って扱いにくい」という先入観をもつ人事担当者もおります。

「留学した」という事実を「みんなとは違う自分」をアピールする手段として使うのではなく、
「人と社会に繋がっていける自分」のアピールとしていく事をお勧めします。
留学はあくまでスタート地点です。

成功も失敗も全て経験であり、今後の弱みになることはありません。

自分のこれからの可能性にどんなものがあるのかも留学中に見定めるべき事の一つでしょう。