日本語教師

日本語教師になるには資格が必要

2020年2月14日に公認日本語教師という日本語教師の資格が制定されました。
これまでは、国家資格ではありませんでした。今後は少子高齢化が進み、多くの外国人を受け入れる必要性が出てくることに伴って定められた資格なります。

もちろん、個人的にレクチャーするという程度では資格を取得する必要はありません。日本語を教えることだけにとどまらず、正しい日本の文化や習慣なども教えることから指導力の高さ、日本語に関する高度な知識が必要になります。

日本語教師になるには次の3つの要件があります。

①日本語教育能力検定に合格
②日本語教師養成講座を修了
③4年制大学を卒業し学士を取得

公認日本語教師の資格を取るには

公認日本語教師の資格を取るには420時間の日本語教師養成講座を修了しなければなりません。よって専門の学校に通う必要があります。公認日本語教師の資格を取得するために特化した学校では、理論・実践を体系的に学べ、就職のサポートまでしてくれます。どこの国の生徒に教えたいか、どこで活躍したいかなどそれぞれの道に合ったコースが選べる学校に行くのがおすすめです。
よくそれぞれの学校の特徴を見極めましょう。

どのように指導するか

一般的に授業は日本語だけでおこないます。ワークショップでも媒介語として英語を使用しないように教えられるケースも多くあります。

ただし、生徒みんながみんな日本語力があるとは限りません。むしろ、生徒は日本語が全く分からないという状況もしばしばあります。

このような時は英語が必要になり、英語力が高くなければ務まらない職業であると言えます。日本人なら意識せずに使えているような動詞の五段活用や、謙譲語と尊敬語の違いなども日本語で伝わらない場合は英語で教える必要があります。

今後ますます日本語教師の活躍する場が増えていきます。新たな情報もキャッチしてやりがいのある日本語教師の資格を取得してみてはいかがでしょうか。