外国人が驚く日本人の食文化

文化の違いに驚く

日本は礼儀正しく秩序があり非常に優れた品格を持った人種、
これは東日本大震災の時に海外の方から驚きをもって伝えられました。

どんなに苦しい状況にあっても略奪などが起らない、
常に相手の方をいたわり、慈しみ、
謙虚な気持ちをもって対応できる日本人、
それが未曾有の災害となりとてつもない数の方がお亡くなりになった中でもしっかりと息づいている、
こうしたことに世界は感動したのです。

そんなマナーや礼儀が人々の中にしっかりと息づく日本人なのに、
外国人からすると「え?麺をずるずるすすって音を立てて食べるなんて・・・」
「マナーに厳しい日本人がお皿を持って食べるなんて・・・」と、
世界からみると驚くマナー違反をしていると捉えてしまう事も多いのです。

ただこれは日本独自の食事に対するマナーです。
こうしたマナーを海外の方々にもしっかり理解していただきたいものです。

更に、外国人からすると「いただきます」
「ごちそうさま」も不可思議な言葉と感じるといいます。

日本人にとってあたりまえの事でも、
海外の方からするとなじみがない、ということ、結構あるのです。

実は普通のことじゃないマナー

日本人からすると海外の方が、
日本の食事風景に驚かれるという事にびっくりしてしまいます。

食器をもって食べるというのも、
お茶碗やお味噌汁などを頂く際には食器をもって、
食器の方を口に近寄らせることで犬食いのような状態にしないという事がマナーです。

平たい皿をもって口を付けるという事はありません。
でも、海外の方は食器をもって食べるという事がマナー違反となるため、ビックリされます。

お酒についても違いがあります。
海外の方はお酌するという文化がありません。

自分で飲むお酒は自分で注ぎますが、
日本人は「ま、ま、おひとつどうぞ」とお酌しますし、
目上の方のグラスが空かないようにと気を使うものです。

しかしこれは海外の方からすると「WHY?」なのです。

お酒を飲む際に海外の方がびっくりされることはまだあります。
日本では当たり前の「お通し・付出し」です。

お酒を頼むとちょっとしたおつまみが出てきます。
これは日本において当然で、海外の方にしてみると
「頼んでいないものが来た」とびっくりされるのです。

いただきますやごちそうさま

生卵を食べる習慣のない海外の方からすると、卵かけごはんは異様な光景です。

冬は暖かいおしぼり、夏は冷たいおしぼりが出てくること、
冷たいお水や暖かいお茶が無料という事等、
海外の方が「さすが日本、おもてなしの国」と感じることもあります。

日本では食事の前に必ず「いただきます」といいますし、
食事をいただいて食べ終わったら「ごちそうさまでした」といいます。

これにも海外の方は「なにそれ?」と疑問を持ちます。
日本語を少し勉強しているひとからすると、
いただきますということは頂けるつまり無料なのか?と考えますし、

ものすごいごちそうじゃないのにごちそうさまっていうのもおかしくない?と思ってしまう、
また言葉以前になぜこういう事をいうのか?
こうした文化がない海外の方々からすると困惑の対象となるようです。