イギリスの大学に留学体験談

イギリスに必要な英語力

かつて日本人の海外留学先といえばアメリカが一般的でしたが、
最近増えてきているのがイギリスの大学への留学。

イギリスの大学に入学するにあたって必ず必要になるのが、
講義やディスカッションについていけるだけのじゅうぶんな英語力です。

IELTSで少なくとも6.0以上、TOEFLでは550点以上のスコアが必要です。

そのため、日本の高校を卒業してすぐに渡英する場合はもとより、
日本での大学生活や社会人生活の経験がある場合でも、
まずは英語力を向上させるために語学学校に通うケースがほとんどです。

さらにファウンデーションコースと呼ばれる大学の予備コースで一般教養、
専攻ごとの基礎分野、スタディスキルなどを学んだうえで、
学部に入学するという流れになります。

入学状況

日本で大学や短大に1年以上在学していて
既にじゅうぶんな英語力がある場合には直接入学することも可能ですし、
英語力のみが不足している場合には条件付きでの入学が認められる場合もあります。

イギリスではほとんどの大学が国立で、
なおかつ数がさほど多くないため、
語学力、学力ともに高いレベルを要求される傾向にあります。

ファウンデーションコースへの入学にあたっては
日本の高校での成績証明書が必要になりますが、
5段階評価で3以上あることが望ましいものです。

担当教師からの推薦状の提出を求められる場合もあります。
日本の大学受験のような一発勝負ではなく、
日々の学習態度が問われることになりますし、
ファウンデーションコースや学部への入学後も同様ですから、
自主的に学ぶ姿勢や習慣を留学前からしっかりと身につけておくことが大切です。

イギリスの大学の特色は、少人数制をとっているため教授と学生との距離が近く、
ディスカッションの機会が多いことです。

各国からの留学生も多数在籍しています。
落ち着いた環境でじっくりと学びたい人や、
問題について自分で考える力やコミュニケーション能力を
身につけたい人には最適の環境といえます。